機能設計は、データと機能の2つの観点から設計を実施ました。
まず、データについての詳細は以下のとおりです。

• 整合性: 遅延処理による、同期時での最新データ同期。
• 正確性: 登録時・更新時の最新データの同期。
• データマッピング: 変換ロジックをモジュール化し、再利用可能に。変換のルールも定義。

また、機能面については、保守性・拡張性・堅牢性・効率性の4つの観点を設けて設計を行いました。

• 保守性: モジュールに4つの情報を定義するだけでデータの同期を可能に（データの同期タイミング、マッピング情報、同期時の事前処理、前提判定）。
• 拡張性: 独自の事前処理と、独自のマッピング処理を追加可能に。また、モジュールのから委譲（include）だけで容易な実装が可能に。
• 堅牢性: 自動リトライ機能の追加、エラー発生時の安全停止、エラーの通知。
• 効率性: データを非同期処理にし、コア機能への影響を回避。個別同期機能と一括同期機能により、効率的な実装を可能に。

これにより、30以上のデータを安全に同期することが可能になり、また、同期カラムの追加が非常に容易になりました。（1時間以内で完了可能）

まず実装ですが、経験とスキルの高いシニア技術者が基底モジュールを作成しました。これにより、実装を担当する技術者は、そのモ
ジュールを使用することで、効率の良い、質の高い実装が可能になりました。
テストについては、自動テストをRSpecで作成し、高い品質を担保しています。

これにより、システムが安定して稼働し、また、高い保守性・拡張性を実現しました。